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護身法の心得





最高の護身法は、常に危険を想定し、察知して避ける事である。
しかし現代は、精神異常者による行為等、予想し難い状況もある。
そのため、常に冷静に周囲に気を配り、突発的状況にも対応できるように、
平常心を養い技能を積み重ねる事が大切であり、これ以外に対応法は無い。

女性に対する痴漢行為は、挑発的服装に誘惑されるということもある。
それは女性が余りにも動物の本能に対して無知であるとも言える。
真に自己が大切であれば、自ら対応策を講ずるしかあるまい。
世の中には欲情を制御できぬ未成熟な人間が少なくないのが実情である。

「魂を養い、魄を修める修練の教育を欠いた為であろうが、本能の欲望に対する対応は、
いつの時代にも自己責任で行うしかない。」

人間とは、性善説と性悪説の両面を持つ動物である。
真の人間として成育すれば善の人となり、修心を欠けば悪の強い人間となる。
高等動物と言えども動物であることに変わりはない。
高等になるか、中等か、下等かは、本人の質と努力次第であろう。
この三種の色は、外部からは見えぬ心の問題なり。
護身法的観点からは、さびしい事だが人間を下等動物と見て対応するが良い。



護身法修練者の心得





護身は予想出来ない相手に対し、あらゆる状況(場所・時間・条件等)を想定して、
常に心構えと技の修練をはからなければならない。

試合であればルールに定められた時間だけで良いが、
護身は昼夜を問わず生涯気を抜く事なく続くものである。

とは言っても、人間は24時間365日、緊張を持続できるものではない。
そのような状態に身を置いては、悪漢より先に病魔が襲って来るであろう。

であれば、日常生活の虚の部分を知り、心得と備えをしておく事が心の負担の軽減になる。

日常生活での虚所(襲われた時に防ぎ難い)

@ 睡眠中(特に入眠後の1時間前後)
A トイレで排泄中
B 入浴中
C 飲酒後
D 房事中
E 人込みの中
F 乗り物の中
G 雨の日(傘で視界が制限される)
H 階段を昇降中
I 心に虚がある時(不意打ちは達人も避け難し)
  ・油断している時  ・考え事をしている時など
J その他

                             師匠の教えより


                           師匠の教えより

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