あ・うん
技術の修練が人づくり(自分づくり)となるために
人格向上のための心構え(単なる護身術の修練に終わらせないために)
@ 守者=「相手は私のために攻撃してくれている」と思うこと。
その目的=感謝の気持ちを育てる
A 攻者=「相手が上手になってほしい」と思うこと。
その目的=慈悲心を育てる
誰と組んでも、常にこの気持ちを持ち続けることが大切である。
「あ・うん」77号P.7より
金剛禅総本山少林寺広報誌VOL67
「協力原理を根底に持つ修行」より
少林寺拳法が「心の修行」であるために
@慈悲の心で相手に対すること。それにより自分の中に慈悲心を育む。
日常生活においてもそうあるべきだが、まずは道場でそれを実践する。
A少林寺拳法は相手を制する技術ゆえ、勝ち負けや優劣の誘惑は強い。
その誘惑に負けないよう、常に自分自身を脚下照顧する。
B相手との違いを生かし合って、調和のある修練を楽しむ。
その基本になるものは「互いを敬う心」、つまり「合掌礼の心」である。
C開祖の志に応える修行になっているか。
日々の修練を常に振り返り、行としての精度を高めていきたいものである。